夜の御堂筋をのんびり散歩!大阪のメインストリートのイルミネーションが美しい!

大阪のメインストリート、御堂筋。今年も街を彩るイルミネーションが輝き始めた。約4kmにわたるこの光のプロムナードは、淀屋橋から難波までを結び、冬の大阪を象徴する風景となっている。

地下鉄御堂筋線の淀屋橋・本町・心斎橋・難波駅のいずれかで降りれば、すぐに光の世界が広がる。普段なら目的地へ急ぐだけのこの大通りも、イルミネーションの季節だけは特別だ。煌めく光に誘われ、思わず歩きたくなる。いつもの御堂筋が、いつもとは違う顔を見せる。光に包まれたこの風景には、どこか都市のお祭り的な高揚感がある。

イルミネーションはエリアごとに異なる7色の光で演出され、それぞれに物語が込められている。例えば、伏見町3丁目から船場中央3丁目周辺、本町界隈はシャンパンゴールドに輝く。このエリアは”大阪城下の中心として栄えた商人の街”をテーマに、華やかな光で過去と現在をつなぐ。

御堂筋を歩くと、街の多面性に気づかされる。フェラーリやテスラのショールームがあるかと思えば、歴史を感じさせる寺社が佇む。高級ブランドが立ち並ぶこの通りには、東京に次ぐ大都市・大阪の矜持が垣間見える。

近年、御堂筋は変化の途上にある。車道の脇にある側道は歩行者専用化が進められ、将来的には全面的な歩行者天国化も視野に入れているという。車の流れが消え、人々の足音が響く未来の御堂筋を想像すると、期待が膨らむ。

イルミネーションの終点は、リニューアルされたばかりのなんば広場。ここもまた、歩行者のために開かれた心地よい空間だ。御堂筋からなんば広場にかけての広大なエリアが、都市の躍動と人々の営みをやわらかく受け止めるスローな街へと変貌を遂げつつある。

光の道を歩けば、未来の大阪が見えてくる。

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